これがね、とんでもなく良いです。
こっこシングルとしてはいちばん好きかもしれない。この時期だってこともあるけど、今までベスト・シングルだった『ポロメリア』を超えた感が。
「あっちゃん、沖縄で歌えない」と言っていたこっこが平気で沖縄で歌うようになった後のシングルとして、なんてわかりやすい方向性。
『陽の照りながら雨の降る』『手の鳴るほうへ』では、また沖縄民謡の唱法を思わせるヴォーカル・沖縄っぽい曲で、「ハイヤイヨ」のくだりなんて旅行会社の沖縄ツアーCMにでも使われてそうだわ。
そしてねぎの趣味全開と思われる曲調で、特に沖縄っぽい歌い方をしてない『コンポジションA』ではいきなり「やったー まーぬみーぬ やなわらばー」とうちなーぐち全開(笑)
これだけで「こっこ、沖縄回帰かしら」と思うのは尚早に過ぎるけれど、ここまでわかりやすく音楽に沖縄を取り入れたものってなかったからこれはひとつの方向性としていいと思う。
そして、今までのこっこの歌に南の海を見せていたものは彼女の声、歌そのものであるとわたしは思っているんですけど、それがこのシングルでは、特に表題作ですごくすごく強いと感じた。
母なる海、とはよく言ったものだけど、『陽の〜』でのこっこの声の優しさ、母性といったら晴れ渡った遠浅の海の凪のようだ。風さえも思わせて強い陽射しの印象がまったく感じられないなんて、今までにあったかな?もちろんこっこ初期の音楽に感じられた閉塞感なんてまるでない。
アルバム『ザンサイアン』の発表に続く夏のツアーで、場所によっては0歳児からの入場も可能としていることと、この曲での強烈な母性って不思議に心地よく結びつくものだったりしない? って気がしたよ。少なくとも今度のツアーは前みたいに絶叫から始まって狂ったような音の波で終わるようなものではなさそうね。
ともかくもまあ、声がいいんですよ。
なんでこのシングルがこんなにも好きかって、要はこの一言に尽きる。ものすごく綺麗で優しくて柔らかくて深くて広い声です。こっこの歌を聴いているとよく思うんだけど、このひとの声は「わたしの好きな声」って概念の具現だ。なんでこんなにきれいなんだろう…(うっとり)
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