}<色:#ff66ff>木村紺/神戸在住色>リンク>高校生のとき、今の学校を受験すると決めるのに一役買ってくれた漫画。
行きたい学校を住みたい街で選んだ受験生です。港町であることや坂が多いこと、hydeがROENTGENの教会ライブをしてたこと、京都が近くて大阪であるライブにもすぐ行けること(Coccoの最終ライブ?が心斎橋であった)、そしてこの漫画などが決め手となり、神戸に立った白羽の矢。ROENTGEN教会ライブなんてあのあと一切やりゃしないけど。毎年やってくれよ!!
今読むと、ほんとうにそのへんの風景があちこちに出てきてなるほど『神戸在住』だなあ と思います。
すべてが手書きの垢抜けない、独特の絵柄。ゆっくりと時が刻まれる、まさにスローライフな日々を送る神戸在住大学生の主人公の目線で、淡々と叙事的に描かれた日常が叙情的な風景を伝える。どうかするとノンフィクションなんじゃないの、と思うほど、当り前の日常なんです。
音楽的でもある何気ないストーリーの流れは心地よく、すっきりとしたページを何度も読み返し、時間をかけて読み込みたくなる不思議な引力を持っています。そして、しっかりとした筆致で描かれた1・3巻の「震災」の物語は、読むものにずっしりと重い。
学校に建つ記念碑やぴかぴかと立ち並ぶ真新しいビル、世間話のなかで折に触れて語られる記憶など、神戸で暮らすとあちこちに 当たり前に見かける10年前の「地震」。それを漫画や小説の中で偽善的にも傍観的にもならず語るのはとても難しいことだと思うけれど、この作品はみごとに「地震」を描ききってるんじゃないでしょうか。
街を描くことがとても上手な人だと思います。コマの中の風景もとても印象的だし。これは日本の日常を舞台にした漫画としては、珍しいかも。
住んでるところを限らず、ゆったりと読み込める話が好きなひとには おすすめ。
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