}リンク><色:#ff66cc>キッチン・ストーリー色>北欧のかたすみで描かれる
おっさんとおっさんのハートフルストーリー。
独身男性のキッチン生活を調査するためにおっさんが台所のかたすみでおっさんを観察するというみょーちきりんな話。
なんだけど、とてもスローであたたかくて
ここに幸せがいつのまにか鎮座めされてました。
影も青く光る真っ白な雪の世界のおもちゃみたいな家の中は
なにもかもが重厚なつくりでどっしりと暖かく、とても優しい。
色彩は数えてみると多いようでやわらかに調和してるのは
すべての厚みがくっきりとした影をなくすからでしょうか。
画面の対角線上につくねんと座るおっさん同士が、
どこかユーモラスに描かれてふふ と笑ってしまう。
もう、まさに「ほっこり」って感じ。
洗濯鋏までその温度で存在するからたまらない。
窓越し、肩越し、梯子越しに。
ゆっくりとしたカメラワークが生むスローなテンポもまた心地よく
いつしか溶けるレコードの音色を飲み込んでしまっている。
おっさん独特のどんくさい動きがほんとうにキュートで
頭のよさそうなスマートで無駄のない動きなんて
こういう生活にはいらないんだと思うと じんわり泣けてきたり。
どんくさい動きで 食べること 寂しそうにすること 嬉しそうにすること
わたしがいつもいつも苦手で困ってることを
わたしなんて夢にも見られないような穏やかな色合いの中
ゆったりと生活を切り取られたおっさんがこともなげにやってのけていて、
得たこともない郷愁に焦がれて足場がなくなってしまう。
そう切なくなりながらも すごく好きな風景でした。
生きることだけできっとそれは人の手に余るんだよなあ。
だからムツカシイことは考えてらんない のかも(笑
地面の胎動に沿って人がリズムを刻むと 多分幸せ。
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