}リンク>美しい作品です。イタリア映画ははじめてみたけど、いいですね。
テンポがいい。
予測できる陳腐な展開は想いっきり端折りながら淡々と話が進むし、
切ない話だけど胸が悪くなるような嫌なひとは居ないし。
ハリウッドの大袈裟な展開に飽きたなら
淡く音を拾いながらただ過ぎてゆく時間のような映画で
記憶に色を加えるのも、いいかもしれません。
見るものに押し付けるような、強引で大袈裟なクライマックスもなく
ヒーローを仕立て上げるためのヒール(悪役)も必要もなく
綺麗な映画だったな という印象だけを、
いくばくかの寂寥とともに記憶へ落とします。
レコードの錆びついた音色を纏って。
ひとが魅力的です。美しい言葉、美しい色、美しき日々。
主人公は、純朴としか言いようのない青年。
映画なんだから現実なんていらない。
そう言うんだったらこういうひとを見たい。
憎みながら物語を見るのではなく、純粋に帰れるような物語を。
ヒーローを得るために、物語は憎悪を教えます。
娯楽としての、スリルやどきどきハラハラも楽しいけれど
いごこちのよいBGMのようにして観ることのできる映画もすてきです。
ものごころつく前から今まで、人間やってるんだもの。
ひとというもの。美しいということ。繋がるということ。
眺めてみれば得られる あえかな温度。
何度でも見たい映画です。
「俺も詩が書ければ、うれしい」
なんてかわいらしいことを言える人間に、いつかなりたいもんですね。
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