MISO Soup
グレン・グールド
毎週火曜日にある、グールド番組を見てます。
今のバッハの曲解釈は全てグールドが基になってる、らしいね。

変な人だなあ…。

「私、変わってるってよく言われるからぁ」みたいなスイーツ発言をきくと微妙な気持ちになるわたしですが、変人ってこういう人を言うんだろうな。

何事も天才と呼ばれるほど一芸に秀でた人は、どこかしら極端であることが多いようだね。
変人と呼ばれる人は自分と他人の齟齬にひどく悩むよう。「変わっている」というのはやはり褒められたことではないのだ。

いわゆる天才に変人が多いことでまるでステータスのように変人と称したがる人達が居るけれど、それが却って自らの底の浅さを露呈していることに気付かないのはひどく滑稽だ。

まあ、そんな物思いは置いておいて。

最近クラシックばかりきいています、ということはこっちに書いたかな。

そのクラシックでも昔は弦楽器が好きでした。硬質で音程が自由で伸びのある音を好んできいていて、ピアノ習ってたくせにピアノ曲はきらいだったの。

それが最近またクラシックを聴くようになって昔のCDをひっぱりだしてみると、弦楽器がヒステリックにきこえて落ち着かないのだ。あんなに好きだったのに、昔つまんないと思ってたピアノ曲が今は肌に馴染む。
好みって変わるんだなあ…。

ピアノは音と音の間がなくてガクガクしてまさに音階ってかんじ、音の強弱も弦楽器のほうがドラマチックだしピアノは四角四面でつまらーん!と思っていたのに。

今は音の塊からぽろぽろ零れ落ちるような細かい音の粒が生み出す緩急、和音の優しい広がり、丁寧な展開がとても好きだ。

変われば変わるもの。
でもおかげでピアノ曲ききたいのにCDがベートーベンのソナタ1枚しかない…グールドのCD買おうかな。クラシック初心者のわたしはグールド経由のほうがつかみやすそうです。

ピアノは演奏シーンも好きだなあ。ピアニストの長い指が軽快に動くの見てるとわくわくする。グールドの演奏シーンはおもしろい。笑

あ、そういえば昔はベートーベンはこむずかしくてモーツァルトのが好きだったのに、今はモーツァルトがうすっぺらくきこえてベートーベンのほうが好きだ。モーツァルトも好きだけど。

変わりすぎじゃない?何かあったのかな、わたし…

にしても、グールド!
いろいろ面白い人なようなので、伝記読んでみようかなあ。

わたしはあまり身近な人のプライベート、主に恋愛話に興味がない。主語が「私」ならば別だけど、第三者による噂話なら聞きもしません。

が、こういう「何かを成した人」のプライベート話は好きなんだよなあ。スキャンダラスな話も好き。チャイコフスキーがホモだったとか、モーツァルトがフリーメイソンだったとか、サンドとショパンやロダンとカミーユの関係とか、井上れなちゃんとボルドウィンの氷上プロポーズとかさ(笑)
どっちが下世話なんだろう。どっちもか。

わたしはラルクまわりのプライベート話も無神経に出すほうなので怒ってらっしゃる方も居るだろうなあ…すみません。でも多分なおりません。

その作品を受け取るだけでいいという人も世の中には多いと思うんだけど、表現をする人の人となりに興味をもつタイプなんですね、わたしは。おたく気質というのか何なのか。
死んだ後ああだこうだとひっかき回されて、本人にしてみりゃ迷惑千万な話だろうか。でもそれ専門に研究してる学者も居るくらいだしなあ…

もっかのところ興味の対象はグールドとピアソラとサティ。

真夏にセーター着込んでたのって、誰だっけな?
おいしい生活
食べ物がおいしそうな漫画・小説って、いいよね。

小説だと池波正太郎が有名だけど、ほんとにこの人の食べ物の描写ときたらたまらない!
剣客商売にでてきた「根深汁」は日本人垂涎必至。昔つい『包丁ごよみ』を買ったからレシピはあるんだけど、腕に自信が…おはるさんうちに嫁にきてくれんか…

漫画だと、萩尾望都もなかなかいい線なんじゃないかと最近思う。
むかしの作品でおいしそうだと思ったのは『オーマイ ケ・セィラ セラ』の紅茶かなんかにシロップを「とろー」っとやってスプーン舐めるところ。このシーン自体がすごく好き。

「かつてわたしを心より愛した人があったという記憶はなんとゆたかなものだろうと」

読んでるだけであまい味が口にひろがるような、とろけそうに柔らかで切ないながらも軽やかな描写だ。このころ独特の萩尾作品の持ち味を噛み締めるひとこまよねえ。うっとり。

萩尾作品は『メッシュ』以降のおいしそう度がどかんと上がってる気がするの。

『残酷な神が支配する』なんて、話が凄絶で気付かなかったけど食べ物の描写がこまかい!
イギリスだから紅茶ばっかり飲んでるし、ジェルミの料理はTVディナーだけどイアンのは手作りだなんて想像もわいてくるような微細な描写、リアルだ。

「ジェルミの味付けが塩からい」ってとこなんかはジェルミの精神状態を表すエッセンスになったりもしていてうまいよなあ。

アメリカ人とイギリス人が味覚を語るなYO!と思わなくもないけれど(笑)ジェルミが「このバター賞味期限今日だけど、今日中に食えばいいね」と言っているのにぶったまげたわ。バター一缶を二人で一日で食うの…?( ゚д゚)おそるべし…

こうして食べ物の描写がリアルになったのと一緒に、作品の中の人間もリアルになったと思う。

絵柄や雰囲気ががらりと変わっても相変わらず萩尾作品の少年は硬質で、描き手が作品に埋没していないが故のガラスごしに手出しを許さない凛とした空気、完成された美しさはあるんだけれど、そこに生きる人々の生活がリアルになった。

とくに女の子や大人が人間ぽくなったなあと思う。身体の描き方が変わったせいもあるだろうけれど。

人の魂に迫った、と言うのかなあ。

当たり前に食べて排泄して生きる人間を描く人になったんだなあという感じです。

だから、ジェルミやイアン、サンドラ、グレッグ、バレンタイン、ナディア…ひとりひとりに生の軌跡がありその逡巡や目覚めの吐息が感じられて、その軌跡がときに錯綜しあい呼び合い共鳴し収束し広がりゆく。すべての足が地を踏み締めるのを感じる。
これだけの登場人物をはっきりと息づかせた上で物語をまとめるこの力量はまさに天才だとおもうんだけれど…漫画ノーベル賞だかなんだかができたようですが、萩尾望都がとらずに誰がとるのその賞?ってかんじよ。



こう、表現者が色を失わずに変化していくのって…いいよね。

萩尾もー様は団塊の世代ってやつで、失礼ながらこういった変化をとげたときは若さほとばしる年齢ってわけじゃないと思うのよね。
そういうもんだよなあと思う。魅力的な人はくるくるとその魅力を増していくのだと。その体力を見るにつけほれぼれ。

ひるがえって自分は…体力ないなあ、どうみても。ノン!
シルバースラッガー
イチロー、シルバースラッガーおめでとう

7年連続ゴールドグラブもおめでとう!偉業なのになぜニュースにならないのかこれ。
当たり前じゃないんだよ!特に今年なんてセンターに変わったばっかなのにライトもレフトも足が遅いもんだからイチローひとりで走り回ってたんだぜ?もっと讃えるべしっ

シルバースラッガーは最多安打の年以来だっけ?
長打の少ないイチローみたいなタイプの選手でもとれるのね。アメリカでは評価されてんなぁ

MLBの賞は日本みたいにわけのわからんマスコミやファン投票じゃなく、ベテランのスポーツライターや監督が選出するからずっと権威があるみたいね。
なかなかなかなかなかなかなかプレーオフには出られないけど、イチローの実力は認められてるんだなってそれはそれで悲しいような…

孤軍奮闘っていうか、勝利に貢献しない活躍しても嬉しさ半減なんじゃないかしら。

本気でイチローにワールドチャンピオンになってほしい。

マリナーズがんばってくれよまじで…地区優勝くらいはしようぜ。
プッツが居る今のうちに優勝できないときびしいんじゃないかしら。ベルトレイも初ゴールドグラブだし、内野の守備はいいんだから先発投手とセクソンをどうにかすれば…って先発と4番打者が話にならないチームってすごいよな、改めて。

せめてソリアーノが居れば…マリナーズはまずGMが無能なのが問題だわ。

しかしね、村主ちゃんといい信成といいエリカといい(笑)わたしが「好き!」って言った人は凋落する傾向があるようなので黙々と活躍を続けるイチローは心の支えです。

凋落っていうか、村主ちゃんはピークを過ぎたんだし無理もない話なんだけどね。
トリノシーズンからはどこまで踏み止まれるかの戦いに入ってるんだろうなあ…

ほんとにフィギュア女子の寿命は短いな。20過ぎてからピークを迎えた村主ちゃんや荒川さんなんかはそれでも長いほうだし。
がんばってブチルスカヤみたいになってください。